合コンでいまいちだったタキシードの男性・・。

合コンでいまいちだったタキシードの男性・・。

社会人1年目の頃の話です。合コンで4対4でその男性(Hさんとします)と出逢ったときは、会社帰りということもありごく普通のビジネススーツ姿で、見た目もごく普通に見えました。(中肉中背、髪も清潔感のある短髪)話はそれほど弾まなかったものの、悪い人ではなさそうだったのと、某有名商社にお勤めということで、連絡先を聞かれた私は今後の展開を期待しながら名刺交換。そしてしばらくメールのやりとりをした後、一対一での初デートに誘われました。

 

待ち合わせ場所は、六本木の有名待ち合わせスポット。場所のチョイスも悪くなく、何をおごってもらえるのかななんて期待しながら当日は10分ほど早くその場所に到着し、ワクワクしていると…。交差点の向こうから、花束を持ったタキシード姿の男性がこちらに向かってくるではありませんか。結婚式にでも出席する人なのかな、と思っていたらその男性、私の前に立ったのです。顔を見たら、合コンで会ったHさん。周囲は「何あの人」という顔をしてチラチラこちらを見ています。驚いたのと恥ずかしいので私は「ど、どうしたんですかその格好」とちょっと非難を込めた口調で言ってしまいました。

 

タキシードが恥ずかしいだけじゃありません。Hさんのタキシード、レンタルなのか袖はともかく、こういうときに使うのか!とおばあちゃんが昔言ってたような「つんつるてん」という言葉を思い出すほど裾の長さが足りず、あろうことか白いソックスが10cmはのぞいていました。しかも上半身もどこのおっさんかと思うような三つ揃えで、こちらもサイズが合っていないのかボタンをしめたジャケットがシワが寄っていました。うらぶれた演芸場の売れない芸人かよ!と突っ込みたくなるようなその服装と一日過ごすのは罰ゲームだと思った私は、少し歩いてから「急にお腹が・・・ごめんなさい、実は私生○が重い人で・・・」とあえて「生○」とはっきり口にして、(もちろんウソでーす!)強引にサヨナラしました。もちろんその後二度と会っていません。
普通にビジネススーツかシンプルな私服で来てくれればよかったのに、残念でした。